はじめに・・・

はじめに・・・

テーブルセッティングは、15世紀末位から始まったと云われています。
始めにスプーンの登場、次にナイフと続き、最後にフォークが使われることになります。
なぜフォークが最後に使われ始めたか…それは、「神から与えられた手を使わないということは、神へ対する冒涜である」と考えられたからだそうです。 フォークの先が5本ではなく4本の理由は、人間の5本の指を尊重し、あえて1本少なくした4本で作られたと
考えられています。
また、中世では銀は毒に触れると変色すると伝えられ、カトラリーに銀を使うことは、出された料理に毒が入っていないことの証明だとも云われていたそうです。

カトラリーについて

〜 カトラリーについて 〜

■カトラリーとセッティング様式
カトラリーとは・・ ナイフ、スプーン、フォーク類の総称をいいます。
イギリス式セッティングは、 カトラリーが上向きに置かれています。
結婚披露宴や宴会などでは イギリス式セッティングが主流のようです。
フランス式テーブルセッティングは、 カトラリーの
背を上にして裏側を見せて配置します。
フランスのカトラリーは、裏側に家紋や名前、 装飾が施されているものが多く、
セッティング時は背を上にして富の象徴である その豪華な装飾を見せるのだそう。

カトラリーには、歴史や文化の背景が 現われていてとても興味深いものですね。
いわゆるフォーマルスタイルと 呼ばれているものがこの様式です。

■カトラリーのいろいろ
スプーンを見ても、 ティースプーン、コーヒースプーン、デミタススプーン、
アイスクリームスプーン、ソースレードル、スープレードル、
ブイヨンスプーン、サービススプーンなど たくさんの種類があります。
(画像右から)
サービスフォーク / サービススプーン / シュガーレードル / ソースレードル / スープレードル
ケーキサーバー / バタースプレダー / バターナイフ / フルーツフォーク / フルーツナイフ /
ケーキフォーク / アイスクリームスプーン / デミタススプーン / コーヒースプーン /
ティースプーン / ブイヨンスプーン / スープスプーン / フィッシュスプーン / フィッシュフォーク /
フィッシュナイフ / オードブルフォーク / オードブルナイフ / ディナースプーン /
ディナーフォーク / ディナーナイフ
■カトラリーの使い分け
カトラリーは、シチュエーションによって 使い分けをしてみるのも楽しいものです。
ホームパーティ、大切な方をお招きする 少しかしこまったテーブルであれば、
カトラリーや小物に銀製品を使ってみると、
それだけでも格式高いテーブルの演出ができます。
ちょっとした話題づくりにもなるかもしれません。

日本では、イギリスのアスプレイやマッピンアンドウェブ、
フランスのクリストフル、が有名です。
庭先や屋外でのガーデンランチや、
アフタヌーンティーなどの カジュアルなテーブルでは、
持ち手の部分に色や柄が入った
プラスチックのものなどを食器やテーブルクロス、
お庭に咲くお花に合わせて色を コーディネートするのも素敵です。
格式などにとらわれずに楽しく 賑やかなテーブルが演出できます。

セッティングのコツ

〜 セッティングのコツ 〜

■テーブルコーディネートの色使い
そのときの季節やイベントから連想させる色や、
食器やテーブルクロスから、メインとなる3色を基本カラーとして
配色すると上手くまとまります。
同色調和・・・テーブル上は、 同系色で配色するとまとまりやすく、
クロスやナプキン、キャンドルや お花などを同系色にまとめて
グラデーションを作ることを意識します。
ナプキンに少し濃い色を合わせると引き締まります。
また、白の色の分量によっても、雰囲気が変わってきます。
・白の分量―春から夏はお花や食器、クロスなど全般的に白の量を多めに
・白の分量―秋からはお花や食器、クロスなど全般的に白の量を冬少なめに
■季節のコーディネートバランス
季節を考えながら色使いを決めます。

*─* 春〜夏 *─*

磁器やガラス素材のものを多く使ったり、色使いは白や淡い色の分量を多くします。

*─* 秋〜冬 *─*

暖かさを演出できるように陶器を使ってみたり、
食器やクロス、ナプキンなども暖色系の色を意識して使ってみる。

同じ食器でも、クロスやナプキンが違うだけで雰囲気が大分違って見えるのがわかります

洋食器の揃え方

〜 洋食器の揃え方 〜

器を揃える時、日本では5組で揃えることが多いのですが、
西洋では、対(夫婦)を1単位と考えるため、揃える時は2の倍数で用意します。
また、1ピースごとに数えるため たとえばティーポットや
シュガーポットなどの蓋ものは、2ピースと数えます。
◆正式なセットアップ 最小セットの43ピースは次のようになります。
ディナープレート26-27cm6枚
サラダプレート21-23cm6枚
ケーキプレート18-19cm6枚
スーププレート6枚
コーヒーまたはティーカップ&ソーサー1客 (2ピース)
ティーまたはコーヒーポット1客 (2ピース)
シュガーポット1客 (2ピース)
クリーマー1個
サラダボール27cm1枚
楕円の大皿 1枚
家庭用では、色や柄の入ったものや金彩のあるものなどが来客向きです。
6セットでなくても2の倍数で揃えます。
◆家庭用
ディナープレート6枚
サラダプレート(オードブル)6枚
ケーキプレート18-19cm6枚
シリアルボール(スープ皿兼用)6枚
コーヒーまたはティーカップ&ソーサー1客 (2ピース)

洋食器は、テーブル文化のため、
実用的に平たく重ねられるものが主であるのに対し、
和食器は、座卓文化の伝来継承のため、
着座時に器が取り易くまた立体的に見えるよう
深みのあるものが多いと云われています。

テーブルリネン

〜 テーブルリネン 〜

テーブルリネンには、
(1)クロス(2)アンダークロス(3)ナプキン(4)ランチョンマット(5)ランナー(6)ドイリー
があり、 使い方も用途や場面によっていろいろです。
ここでは、一般的に云われているものをご紹介します。
◆正式なセットアップ 最小セットの43ピースは次のようになります。

(1)クロス

クロスの大きさや素材は、
「季節」、「シーン」「食器や料理」などにより使い分けることが大切です。
フォーマルなセッティングでは、テーブルから50cmくらい垂れをもたせます。
家庭用のセッティングでは、テーブルから25-30cmくらいを目安に垂らします。
広い部屋でのセッティングではクロスは長く垂らし、
狭い部屋では圧迫感が出ないよう短めにします。
クラシカルな雰囲気を演出したい時は 長めに、
カジュアルなセッティングでは15cm、座卓などは10-20cmを目安にします。

クロスは、色や素材によりグレードも違ってきます。
・素材のグレード : フォーマルな順から麻、ダマスク織の木綿、木綿、レース
・色のグレード : フォーマルな順から白、淡い色、→濃くなるほどカジュアル向きとなります。

(2)アンダークロス

テーブルの下に敷くクロスを云います。
テーブルクロスの滑りを防止するもので、
テーブルに厚みを出すと共にテーブルの角を緩やかにしてくれます。
また、カトラリーや食器を置いたときの音や衝撃を吸収して、
テーブルが柔らかく優しく落着いた表情になります。

(3)ナプキン

サイズはたくさんありますが、正方形のものをナプキンといいます。
50cm角のものは、普通サイズのもので、正式なディナーに使用。
40cm角のものは、ランチナプキンと呼ばれていて、
一般家庭ではこちらのサイズが使い易く適しています。
30-35cm角は、ティータイムナプキン。
20-25cm角のものは、カクテルナプキンと呼ばれ、
グラスを持つときなどに滴が垂れないようにグラスに添えて使うものです。
■ナプキンの折り方とアレンジ
ナプキンの折り方はいろいろとありますが、
バリエーションをいくつかもっておくと楽しいですよね。
いつくか便利なものをご紹介します。
フォーマルな場面では、手をあまり加えないシンプルな折り方にします。
Diagonal StripeCrown
Standing FanBishop Hat
Duck Step蓮の花

(4)ランチョンマット

ランチョンマットとは、長方形のものを指します。
《大きさ》42cm×32cm位のもので、肩幅位のもの
《素 材》 一般的に、麻、木綿、漆を使用します。
・イギリスでは、マホガニーやオーク材など、
テーブルの木目や象嵌細工などを見せるために、
ランチョンマットをフォーマルなセッティングで使う場合があります。

(5)ランナー

テーブルのセンターに渡すもので、テーブルよりも長いものを指します。
メリットは、テーブルが引き締まってみえる効果があります。
テーブルクロスと一緒に使うときは、同じ長さ又は短くなるように垂らします。
ランナーのみを使用するときは、テーブルから25〜30cm程垂れ下がりを持たせます。
帯などを使用してみるのも面白いと思います。

(6)ドイリー

10cm角くらいのものをドイリーといいます。
ドイリーより小さいものをコースターといいます。
位置皿やスープ皿の下に置かれ、
次の料理までの間の目を楽しませるためのものだったり、
お皿とお皿のぶつかる音を和らげたりする効果があります。
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〜 テーブルフラワー 〜

■お花のセッティング
センターピースとしてお花をテーブルの中央に飾る場合は、飾る高さに気を配ります。
親しい人を招いての楽しいテーブルを演出するので、
向かい合う人との目線の妨げにならないようにします。
テーブルの縦・横のサイズそれぞれ1/3のサイズ以内にして、
テーブルから25cm位の高さが適当です。
フォーマル以外のセッティングでは、お花はセンターピースとして中央に飾るようにします。
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〜 キャンドル 〜

キャンドルは、燈しただけでも空間に温かさと深みが生まれ、
落ち着きと格調ある雰囲気を演出できます。
夜のおもてなしでは是非とも使いたいアイテムです。

■キャンドルのセッティング
カジュアルなテーブルの場合… 背の低いキャンドルスタンドを使う
エレガントなテーブルの場合… 背の高いキャンドルスタンドを使う。
また、フォーマルのセッティング時は、キャンドルはセンターピースとして飾るため、
テーブルの中央に置き、お花はキャンドルの両側で
配置してあるディナープレートよりも外側にくるように飾ります。
このときに、キャンドルとグラスが同じ高さにならないようにして、バランスを考えます。
キャンドルの色は、テーブルクロスやナプキン、
お花と同色調和でまとめるとすっきりとまとまります。
■キャンドルの本数
キャンドルは必ず対にして用意し、増やす時も2本ずつ増やしていきます。
蜀台の数をキャンドルの数としてカウントするため、
1つの蜀台の中に複数のキャンドルがあるときでも1本とします。